華雪ワークショップ+パフォーマンス「木」を書いて、森をつくる


書家の華雪さんのワークショップで、「木」の字を書きました。
たくさん用意された絵本の中から自分の好きな木を選び、それを一文字で表現します。
わたしは「夜の木」を選びました。

墨の濃度や筆の種類だけでなく、手の強弱やからだ全体の使い方で、
自在に変化する文字の表情にすっかり夢中になってしまいました。
何枚も書くうちにわかったのは、こころやからだのすべての動きが集約され
エッセンスとなったものが「書」だということです。
書には内面がすべて写っている。

つづけて見た華雪さんのパフォーマンスは、
同一人物とはとても思えない凄みがあり、圧倒されました。
本気で表現している人の狂気と紙一重の姿は、どんなときも刺激的です。
狂わない表現者をわたしは信用しません。